定期的なレンズ交換を忘れずに
使い捨てソフトコンタクトレンズを快適に使用するために、製品ごとに定められたレンズの交換期限を守ってください。
1日使い捨てタイプなら、一日ごとに新しいレンズと交換してください。使用済みのレンズをケアして再使用することはできません。
2週間交換タイプ、1ヶ月交換タイプの場合は、実際に使用した日数の合計ではなく、レンズを開封した日から2週間(14日間)または、1ヶ月後に新しいレンズに交換してください。
交換期限の過ぎたレンズは、毎日のレンズケアでも落としきれない汚れの影響などで、思わぬ目のトラブルにつながる可能性があります。使用回数・日数にかかわらず、開封から交換期限の過ぎたものは使用しないようにしてください。
1日の装用時間を守りましょう
角膜(黒目の部分)には血管がなく、眠っている間も涙などを通して必要な酸素を取り入れているので、装用時間を守らないと酸素不足によって目の抵抗力が弱まり感染症にかかりやすくなったり、長時間の酸素不足が続くと角膜内部の細胞数が減少してしまうこともあります。
目の状態には個人差がありますので、含水率や酸素透過性などの数値だけを見て自分の判断で装用時間を伸ばしたりすることはできません。必ず眼科医の診察を受け、その指示に従って、目に負担をかけないように装用時間を守りましょう。
取扱い方法を守って正しく使用しましょう
コンタクトレンズの取扱い方法を誤ると、レンズにキズガ付いたり、破れたりすることもあり、そのようなレンズを使うと今度は目にキズが付くなどトラブルの原因になることもあります。また、ケア用品についても誤った使用方法では十分な効果が得られす、トラブルの原因になります。
適切なレンズケアをしましょう
ソフトコンタクトレンズの装用によって引き起こされる眼障害の原因の中で、最も多いのが「レンズの汚れ」です。汚れたレンズを装用すると、汚れに起因するアレルギー性の炎症や感染症のリスクが高まります。また、レンズの酸素透過性も低くなり、角膜に悪影響をおよぼす可能性もあります。
ケア用品に書かれた、使用説明書をよく読んで適切なレンズケアを守ってください。
たとえば、オプティフリープラスをご使用の場合、レンズに数滴滴下し両面各20秒こすり洗いをしてからレンズをすすいでからレンズケースに保存(4時間以上、消毒)してください。レンズを装用した後、レンズケースを水道水でしっかり洗ったあと、自然乾燥させてください。またレンズケースも定期的に新しいものに交換してください。不衛生なままにしておくと、細菌がケースにつき、レンズケースからレンズに細菌が移り眼病になる場合があります。
また、クリアケアやファーストケアなどをご使用の場合は、ケアの方法が違いますので、使用方法をよく読んでお使いください。
定期検査を受けましょう
快適なコンタクトレンズ装用を続けるためには、定期的に眼科医による検査を受け、目に異常がないことを確認することが必要です。
特に自覚症状がなくても、気づかないうちにレンズがご自分の目に合わなくなっていたり、目に障害が起きている場合があります。特に年齢が若い方は短期間のうちに度が進むこともあります。度のあってないレンズを使っていると頭痛や肩こりが起こることもあるので、ご自分の最適なレンズを使用して、目の健康を保つためにも、眼科医による定期検査を受けることが大切です。
異常を感じたらすぐに眼科医へ
コンタクトレンズに目に見えないキズや付着物などがあると、目に装用した時に痛みを感じたり、ゴロゴロするなどいつもと違う感じがします。このようなレンズの異常ばかりでなく結膜炎など眼病がある場合もいつもと違う感じがすることがあります。少しでも異常を感じたら、すぐにレンズをはずし、定期検査のスケジュールに関わらず直ちに眼科医に相談してください。
眼障害は、早期に治療すれば、多くの場合は大事に至らずにすみますが、放っておくと症状が重くなり、治療に大変な時間がかかることもありますし、最悪の場合、失明することあります。
目のトラブルーーー眼障害の例
角膜血管新生
酸素不足!
角膜の酸素不足が原因で、もともとは血管のない角膜に、酸素を供給するために
血管が伸びてきた状態です。
巨大乳頭結膜炎
レンズの汚れ!
汚れが原因でアレルギー性結膜炎を起こし、まぶたの裏にブツブツ(乳頭)が
でき、かゆみをともないます。
アカントアメーバ角膜炎
汚れた淡水や土の中にいる原生動物(アメーバ)がコンタクトに付着し、目に
傷がついて弱っているときなどに菌が目の中に入って感染する恐ろしい病気です。
非常に治りにくく、最悪の場合失明してしまうこともある病気です。
ケア不足から、このアカントアメーバなど重症の角膜感染症が増加しています。
上記の眼障害はほんの一例です。快適なコンタクトレンズ装用を続けるためには、
定期的に眼科医による検査を受け、目に異常がないことを確認することが必要です。
特に自覚症状がなくても、気づかないうちにレンズがご自分の目に合わなくなっていたり、目に障害が起きている場合があります。特に年齢が若い方は短期間のうちに度が進むこともあります。度のあってないレンズを使っていると頭痛や肩こりが起こることもあるので、ご自分の最適なレンズを使用して、目の健康を保つためにも、眼科医による定期検査を受けることが大切です。
山科コンタクトでは、隣にあります「加藤山科病院」をご紹介させて頂いております。
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